MACOTTとの官能評価
ある夏の日。
スタッフが集められてMACOTTのアトリエで突如始まった香りの官能評価大会。
世界中から集められた選りすぐりの最高品質の天然香料の数々は、
単品で嗅いでも素晴らしい香りばかりだ。
これらを香り好きなお客様たちと一緒に嗅いで感想を言い合うのも
面白いだろうなあと思う。
だって、こんなクオリティの香料はなかなか嗅げないもの。
絶対楽しいに違いない。。。
「嗅ぎすぎると脳が疲れてきちゃうのよ」
そう話しながら、人一倍、いや人の何十倍何百倍も嗅覚が鋭いMACOTTから、
次々と香料がつけられたムエットを渡される。
オリジナルの香料をNとしたとき、それにとある香料を加えたOとβの
3種類の嗅ぎ比べである。
まずは、Nのムエットを嗅ぐ。続いてOのムエット、最後にβのムエット。
目を閉じて香りの奥に潜む糸を慎重にどんどん手繰り寄せる。
複雑に絡み合った繊維をほぐしながら辿っていく。
そうした過程の中で、
あるときは、エグみのある生っぽい物体に出会い、
あるときは、キラリと輝く光の粒が見つかる。
そして、オリジナルの香りに添加した香料との相乗効果によって
香りの印象はダイナミックに変貌したり、なめらかに溶け合って輝きを増したり。
はたまた、意外とそうでもなかったり。
それぞれスタッフが感じたままにメモしていく。
そんなラボのとある一日。
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